長い間、野球に関わる仕事をしていて、「プロ野球トライアウト」を見たのは、じつは初めてになる。 今季で自由契約になった選手たちが、次のステージを目指して、12球団関係者の前で実力を披露する。つまり、「オーディション」である。 エントリーしている選手たちのプロフィールが一覧表になったものが、取材者に渡されるのだが、その中に「アピールポイント」という項目があり、「速球のスピードを見てほしい」「広角に打てるバットコントロール」とか、具体的に書いてある。 本人のコメントなのか、球団が作ったものなのか……ファームが主な働き場だった選手が多く参加しているので、とても助かる。 どうしたわけか、みんな大人しい 「思いきりのいいスイング」をアピールしている選手が、バックネットに向かってティーバッティングを繰り返している。なのに、自慢のはずのスイングに“勢い”がないのは、どうしたわけか。なんとも勿体ない。 見せ
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