【ウィーンAFP=時事】さまざまな葬具を展示したウィーンの不気味な博物館が、このほどリニューアルオープンした。31日のハロウィーンに合わせ、「死後の世界を垣間見ることができる」とPRしている。 博物館は1967年に設立。発達したデジタル技術を取り入れるため、欧州有数規模の墓地近くに今月建て替えられた。 館内には、デスマスクやひつぎなどの葬具約250点が並ぶ。博物館の館長は「貴族らは富を誇示するために豪華な葬具を作らせ、独特な葬儀文化が発展した」と説明。生きたまま埋葬されたときに鳴らせるようにと死体に結び付けられた鈴や、埋葬前に確実に死亡するよう心臓を突き刺すためのナイフなども展示されている。