大阪府堺市が、がれき受け入れを「表明すらしていない」のに、環境省と大阪府が一方的に復興予算(がれきの広域化の補助金)86億円を支給した疑い、いわゆる「手をあげていないのに交付金」問題について、環境省と大阪府による復興予算の意図的な流用の疑いが出ている。6月11日、みどりの風・平山誠議員が、参議院の環境委員会で、石原伸晃環境大臣にこの件について質問した。その後、環境ジャーナリストの青木泰氏ら調査チームとともに、会計検査院に調査を要請。午後2時15分より、参議院議員会館で緊急記者会見を行った。 堺市ががれきを処理しないにも関わらず、復興予算を受け取ることについて、今年3月から大手メディアを中心に「堺市に批判400件 がれき未処理で86億円」(毎日新聞)などと批判的な報道が相次ぎ、風当たりが強まっている。しかし、今回有志の調査チームが、堺市と環境省とのメールのやり取りを、情報開示請求で明らかにし