「祭は命をかけるから燃えるんだとしみじみと感じている」ーー。 こう語るミュージシャンの三宅洋平氏は、先の参議院選挙で緑の党から立候補し、無名の新人でありながらも17万6970票を獲得。快挙に導いた「選挙フェス」という戦略は、大手メディアからも大きな注目を浴びることとなった。11日、岩上安身がインタビューを行い、選挙戦を振り返りながら、三宅氏の今後について聞いた。 なぜ選挙区ではなく、比例だったのか 17万という得票数を考えれば、選挙区で立候補していた場合、「三宅洋平議員」が誕生した可能性もある。事実、参院選で東京選挙区から出馬し、当選を果たした山本太郎議員と並んで神奈川選挙区で戦うという案も出ていたという。 しかし三宅氏は、「勝ち負けはもちろん大事だが、首都圏の一つの現象として終わってしまうのは本意ではなかった。落選したとしても、全国の音楽シーンを支えてきたサポーターたちが政治に目覚めると