『地を這う難破船』sk-44様 概ねの論旨については見解が一致したと考えておりますが、まず最初の二つの段落について、誤解を正させて下さい。 ラシュディ事件に限って言うなら、問題は自力救済ではありません。自力救済(というのは後の文脈を引き出すための語だと思いますが、『悪魔の詩』の件に適用するのは不適切です)やむなし、の状態に追い詰め、ファトワという最悪の事態を招き、ムスリム対ヨーロッパというどちらも後に引けない状況を(しかもこれは国外との対立であるばかりか、国内に抱え込むことになる対立でもあります)招かないためにはどうすればよかったのか、という話です。リンク先をお読みいただくのはかなり辛かっただろうとは思うのですが、実際在英ムスリムはイギリスの国内問題として、イギリスの社会と法に従った形で、問題の解決を図ろうと試みた訳です。その結果出て来たのが『冒涜罪』なる、笑うしかないような罪だったとして