2015-01-12 「努力をしたら豊かになれる」の幻想 がんばった人はもっと報われるべき - ライティング・ハイ 読んだ。 「努力が報われない社会(努力をしてもしなくても報われる社会)」 これがいいに越したことはないよね、という点については同意できます。ただ、他の部分でどうなのかなっと思うところがあったので、あくまで補足的に、単なる注釈程度の重要性として書いていこうと思います。 国への貢献 構成員一人一人の「努力」そのものが、 社会を発展させていく上で非常に大きなウェイトを占めているため むかしはこれが確実な時代もありました。質を必要としない労働を、できるだけ大勢でやればやるほど国が豊かになれた時代です。そうした労働は機械で代替できるから、労働の質を高めよう、それが現代の考え方です。効率的にしよう、アイディアを出そう、付加価値の高い仕事にしよう。それと努力は関係するのかどうか?というの
2015-01-04 ブログが生存確認(迷走)(ネガティブ) ブログ毎日更新の表明が流行ってるらしい。このブログも、毎日書かないと死んだかと思われそうだから、基本的に毎日やろうとは思う。ただ、毎日何十分もかけてコミュニケーションとか経済の記事を書こう!という気は起きなくなってる。ひと通り自分の中では解消されたから、というのもあるし、自分にとって大切な問題ならもちろん時間をかけて考えたいとは思うけど、やっぱり小説を書いている方が楽しい。ブログと小説のきつさはどちらにもある。小説は、書き上げるまでは生きている確信がないと、空虚さに囚われて無意味さが無気力を運んでくる。それに耐えながら書くのがしんどい。あと数日前の記事にある、俺の抱える問題を薄めるとか下手な描写をどうするか、とか。 ブログは一度アイディアや切り口が浮かべば、考えが次々と溢れてくるけど、そのぶん接続詞でガンガンつないでいくやり方で
2014-12-20 世代論、若者論のくだらなさを指摘する一冊 本 「あいつらは自分たちとは違う」という病: 不毛な「世代論」からの脱却作者: 後藤和智出版社/メーカー: 日本図書センター発売日: 2013/10/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る面白かった。(統計的な意見だけでもダメだと断りつつ)定量的な見方なしの若者論が多すぎる、という主張だ。60年代以降の、若者論の変遷(A)と若者論が含む問題点(B)を指摘している。(A)団塊の世代から、しらけ世代、消費社会、ニューアカ、宮崎勤事件、宮台真司、オウム、ニート、ロスジェネ、ポストロスジェネに関する若者論史をカバーしている。(B) 自分の得意分野にひきつける論者 社会の病理を表していると盲目的に決めつける 若者は劣化しているという前提の言説orアイデンティティ付与で肯定させる言説 マーケットが求めていて売れるから
2014-12-24 言語化できない恋愛のなにか(駄記事) 公式化 クリスマスイブだとようやく気づいた。昼間に恋愛は数式で表せられると書いたけど、それだけで終わるとなんだかなぁって人もいると思う。大澤真幸が提示した列挙問題について考える。 「私のどんなとこが好き?」 「優しいところ」 「優しい人は他にもいるよね?他には?」 「かわいらしいとこ」 「かわいらしい人は他にもいるよね?他には?」 以下エンドレス。つまり、愛は理由に還元できない、みたいな感じです。たしか、そもそもそうやって問うな、という話だった記憶がある。でも、この問いは誰もが持ちうるものだ。どうやったら答えられるのか?って点に興味がある。 勢い 「どんなとこが好き?」 「ようわからんけど全部好き」 「たとえばどこ?」 「優しいところ」 「他にも優しい人い」 「いやいやいや、いないいない」 具体化 「どんな
2014-12-22 "批判する人たちの感情"を呼び起こすもの この記事はだれをも指していない。これは確かだ。わざわざ言うということは…と邪推してほしくない。あえて言うなら、そのようなテキストとテキストを生むブラックボックスの構造に注目している。批判は、感情によって動機づけられている場合が多い。だからほとんどは聞く価値がない。そんな主張がある。だが、その態度では、 自らに問題がある可能性を排除できない。したがって、批判を引き起こす感情がなにかを分析するよりも、批判したくなる感情を引き起こす原因がなにか、考えるべきだ。 感情を引き起こす原因 事実性の問題 情報の量に差がある 情報の質に差がある 思考の問題 推論にズレがある 前提にズレがある 表現にズレがある その他 価値観の問題 価値の重みづけにズレがある 情熱の度合いにズレがある 語り手への評価、一貫性 その他 送り手と受け手、どちら側か
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