バンドメンバーも豪華な『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』 プリンスのライブ映画が素晴らしくないワケがない 前回、追悼-プリンスと4本の映画 vol.1で、『プリンス/パープル・レイン』(1984)と『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(1986)をご紹介しましたが、続きまして劇場用映画3本目。『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』(1987)。自分の強みはやっぱり音楽とパフォーマンスと思ったのか、ライブ映画を制作、監督。ステージは「とにかくレコードより良く聴かせることだ」というのがプリンスのモットーでした。その大部分を収録したんだから素晴らしくないワケがない。イントロのちょっとした寸劇の後、プログラミングのビートとプリンスのギターのみでタイトル曲「サイン・オブ・ザ・タイムズ」が始まる……もう100回は観てるけど何度観ても鳥肌が立つオープニング(『ストップ・メイキング・センス