電力使用制限令が9日に解除されるが、冬場には再び電力需要が増す。「震災で自粛ムードだし、節電に配慮しなければいけないし…」。秋が近づく中、早くも冬の街頭を彩るイルミネーションの実施を心配する声が上がる。実施を決めかねる団体がある一方、節電や太陽光発電で対応するという団体もある。(堀祐太郎) 二〇〇二年以来、クリスマスまでの一カ月間、東武伊勢崎線竹ノ塚駅周辺で「光の祭典」を開催している東京都足立区。例年なら開催準備を進める時期だが、今冬の開催をどうするべきか検討中だ。 経済産業省所管の公益法人「日本イベント産業振興協会」(千代田区)は、首都圏でイルミネーションイベントを開催する十五団体にアンケート。回答のあった十二団体のうち、「開催を検討中」が足立区を含めて六団体と半数だった。 二団体は「縮小して開催」するという。複合型商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」(渋谷区)は期間は十一月から来年一月上