【ロンドン=星浩】ソマリア沖のアデン湾やインド洋で通過船を襲う海賊が、国際海運業界の内部から標的船の情報を入手している恐れがあることが分かった。欧州の複数のメディアが報じた。 欧州の軍事情報機関の内部報告書を入手したスペインのラジオ局カデナSERなどによると、昨年起きたスペインの漁船強奪など三つのケースでは、海賊は襲った船の内部構造や寄港先、行き先などを事前に詳細に把握していたという。 国際海事局(IMB)の本部があるなど国際海運の一大拠点であるロンドンに“コンサルタント役”を抱える海賊グループがあることも判明。英国関連の船が海賊の被害を受けにくいのは、コンサルタント役が英警察当局に把握されるのを避けるためではないかとみられているという。
ソマリア沖の海賊対策に派遣されている海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」が警護した日本関係船舶は1回平均3隻と少なく、直近で警護したのはわずか1隻であることが分かった。世界不況の影響で船舶の運航が激減する一方で、警護活動と民間船舶の運航スケジュールが合わないことが主な理由だ。 警護活動は3月30日から始まり、護衛艦2隻は日本関係船舶を率い、ほぼ4日に1回の割合でソマリア沖のアデン湾を往復している。 これまで、3回半の往復をしており、警護した船舶数は1回目の往路が5隻、復路は2隻、2回目の往路が3隻、復路が4隻、3回目の往路が3隻、復路が3隻、4回目の往路が1隻だった。 政府は、アデン湾を航行する日本関係船舶は年間2千隻、1日平均して5隻が通過すると説明していた。説明通りなら、警護対象の船舶は4日間かかる1往復で20隻に上り、往路、復路で分けると船団にはそれぞれ10隻の船舶が加わる計算
横浜港の大黒ふ頭に入港した英国の豪華客船「クイーン・メリー2」。後方は鶴見つばさ橋=6日午前6時33分、横浜市鶴見区で、本社ヘリ「おおづる」から(沢田将人撮影) 世界最大級の豪華客船「クイーン・メリー2」(一五一、四〇〇トン)が六日午前、オーストラリア・シドニーから横浜港に寄港した。国内には初めての寄港。六月の横浜開港百五十周年を記念し、横浜市が誘致した。 同船は、全長三百四十五メートル、全幅四十一メートル、海面からの高さ六十二メートル。定員は約二千六百人。通常、大型客船は大さん橋(横浜市中区)に接岸するが、水面からの高さ五十六メートルの横浜ベイブリッジを通り抜けることができないため、ベイブリッジ手前の大黒ふ頭(同市鶴見区)に入った。 同船は約三カ月かけて世界を一周。この日夕には香港に向かう。(東京新聞)
気象庁調査「20世紀の日本の気候」によると、20世紀の日本の年平均気温は、大都市平均で100年あたり2.5度、中小都市平均で1.0度といずれも上昇傾向にあります。さて、東京はというと、なんと年平均で約3.0度も上昇!突出ぶりが目立ちます【表1】。 世界に目を向けてみましょう。世界の年平均地上気温(陸域のみ)の上昇は100年あたり0.78度で、大都市ニューヨークでもプラス2度ほどのようです。東京は気温上昇において世界でもっとも深刻な大都市に位置づけられるでしょう。 「3.0度」の内訳にも特徴があります。100年間の上昇を1日の最高気温と最低気温で見てみると、東京の日最高気温(年平均)はプラス1.7度、日最低気温でプラス3.8度【表2】。中小都市に比べ大都市の日最低気温が高いのは、夜間の放射冷却による地表面付近の気温の下がり方の差と考えられます。 さらに、東京は夏冬の平均気温の上昇幅も突
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