ブックマーク / tanakanews.com (2)

  • 終わらない遺伝子組み換え食品の安全性論議

    1999年11月12日 田中 宇  記事の無料メール配信 先月、東海村の核燃料工場で大事故が起きた後に感じたのは、「市民」が「科学者」や「技術者」に対して不信感を募らせているということだった。 10年か20年ほど前までは、そんなことはなかったと思う。私は1961年生まれだが、中学生のころは、核融合の科学者になることを夢見て、わけもわからないまま、学校の図書館にある原子核のを借り出して読んだりしていた。私のような少年は当時、たくさんいただろう。アメリカやソ連でも、科学者は男の子たちがなりたい職業の上位だったはずだ。 だが今や、科学者や技術者、さらには官僚や新聞記者など、専門家といわれる人々全般に対する、信頼性が落ちているように思う。たとえば、田口ランディさんが書いた記事「臨界事故をめぐる元JCO社員との往復書簡(後編)」の中で、元JCO社員である菅井弘さんは「深刻なのは、原子力に対する使

    h1romi
    h1romi 2008/04/13
  • チベットは見捨てられるのか

    2003年7月1日 田中 宇 記事の無料メール配信 ヒマラヤ山中の国ネパールは、中国とインドという二大国にはさまれた小国だ。ネパールは、中印双方に嫌われないよう、慎重にバランスを維持する外交政策を続けてきた。 特にデリケートな分野の一つがチベット問題である。中国は自治拡大や分離独立を希求するチベット人の政治運動を弾圧してきたが、その一方でインドは、チベット人の最高指導者ダライラマら無数の難民たちをインド国内に受け入れ、中国に敵対するチベット人の運動を支援してきた。 チベット難民がネパールへ逃げ出すのを阻止したい中国と、チベット難民を中国牽制の道具として使いたいインドという、相反する思惑の2大国にはさまれているネパール政府は「ネパールに逃げてきたチベット難民は、密入国してきたばかりの国境近くで捕まえた場合は中国に強制送還するが、国境を抜けて首都カトマンズ近くまでたどり着けた難民は、捕まえても

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