映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』より Photo: Hilary Bronwyn Gayle 『ローマの休日』『スパルタカス』などの名作を手がけるも、アメリカ政府の赤狩りによって偽名を使っての活動を余儀なくされた脚本家、ダルトン・トランボを描く映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』が7月22日(金)より公開。webDICEではジェイ・ローチ監督のインタビューを掲載する。 ダルトン・トランボは、ジョン・ウェインらが主導した、ハリウッドの共産主義者を糾弾する「アメリカの理想を守るための映画同盟」の標的となり、下院非米活動委員会に共産党と関係があったとブラックリストに載せられ、議会での証言を阻み有罪判決を受けてしまう。赤狩り屈しなかった映画人、通称「ハリウッド・テン」の中心となったトランボは出所後、自らの名前を出すことができないまま世界最高クラスの脚本料の契約をとりつけ、脚本家