2010年5月7日(金) 出光興産、米社から石油製品卸売事業譲り受け 出光興産は6日、同社の関係会社である出光アポロコーポレーション(IAC、本社・ニューヨーク市)が米西海岸のニュー・ウエスト・ペトロリアム(NWP)から石油製品卸売事業を6月1日付で譲り受けることで基本合意したと発表した。出光興産は海外市場での燃料油事業を拡大、安定した収益確保を目指す。米国では石油製品の物流は主にパイプラインで行われており、NWPはカリフォルニア、ネバダ州などでパイプラインとそれにつながる14カ所の陸上出荷タンクを利用して、年間で軽油140万キロリットル、ガソリン100万キロリットルを販売している西海岸で最大級の独立系卸売会社。NWPの販売規模は、出光興産の年間国内販売数量の約17%に相当する。出光興産は今後、米国事業を起点に中南米、環太平洋地域における石油製品販売を検討していく。 [基礎/石油]
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