6、危険なめまい、危険でないめまい 症状からみると、 回転性めまいは次の3種類に分けることができます。 頭痛を伴っている 聴覚症状(聴力低下、耳鳴、耳閉塞感など)を伴っている 何も伴っていないめまいだけ 回転性めまいが起こったときには、まず「頭痛があるかどうか?」が大切です。頭痛があったら、小脳出血と良性再発性めまい(片頭痛性めまい症)の2種類を考えます。 良性再発性めまいは片頭痛に伴ってくるめまいで生命に危険はないのに対し、小脳出血は死ぬ可能性のある危険なめまいです。頭痛を伴うめまいには危険なものとそうでないものと2種類あることになります。 頭痛、めまい、嘔吐を伴う例 【症例】47歳 女性 高血圧を指摘されるも放置。 午前2時、頭がガーンと痛くなって目が覚め、2階から1階のトイレへ自分で歩いて降りた。 トイレの中で景色がぐらぐら揺れるめまいと激しい嘔気が出現した。 突然、頭がガーンと痛く