ネスレを元社員が乳児用ミルクの国際協定違反で告発した。 ネスレを告発したネスレ・パキスタンの元社員シェド・アアマル・ラザ氏は、3年前同社の策略に嫌気がさし退職した。ある医者がミルクで育てられた4ヵ月の乳児の死の責任をラザ氏と雇用者に負わせた後で、退職の決心をしたと言う。ラザ氏によると、ネスレは医者に賄賂を贈ってネスレの調合乳を推薦するよう取りはからってもらい、母親を直接ターゲットとして試供品を無料配付し、従業員には販売割り当てを押し付け報奨金を与えた。これらの活動はすべて、最低6ヵ月間の母乳を推奨する母乳代用食品マーケティング国際規約に違反する。 ネスレは訴えを全面的に否認している。同社スポークスマンのマルセル・ルービンは来週パキスタンでのネスレのマーケティング活動の監査報告を公表するとし、「世界保健機関(WHO)の規約は法ではなく、単なる推薦事項にすぎない。国によって規約を状況に合わせて