北朝鮮が最強の制裁を科されて1年余りになる。北朝鮮はこの間、米朝や南北の首脳会談などを通じて「対話路線」「非核化」をアピールする一方、国内に向けては「自力更生」を主唱してきた。だが、北朝鮮内部を取材すると、制裁の影響は、庶民から平壌の富裕層、軍隊、そして金正恩氏の統治資金にまで及んでいることが分かってきた。北朝鮮国民は、金政権やトランプ大統領をどう見ているのか。日々の暮らしぶりはどうか。2月末には「非核化」を焦点とする2回目の米朝首脳会談もベトナムで開かれる。それを前に、日本にはなかなか届かない「北朝鮮国民の肉声」を報告する。(石丸次郎/アジアプレス/Yahoo!ニュース 特集編集部)