欧州へ渡った日本代表選手を追い、多くのメディアも現地入りしている。国民の大きな期待を背負った代表チームは、本番でどこまでそれに応えられるか。 イビチャ・オシムは今、オーストリアのグラーツの自宅に滞在している。テレビ回線の不調から、時々試合が見られなくなるなどというトラブルに見舞われながらも、ワールドカップの開始を楽しみに待っていたという。 本連載『ワインとシエスタとフットボールと』では、ワールドカップ期間中にオシムとトルシエの連続インタビューを掲載する。オシムの第1回となる今回は、オシムが今の日本代表と日本サッカーをどう見ているか? という問い掛けから始めたいと思う。 ――元気ですか? 「ああ、私は元気だが君はどうだ?」 ――まあまあです。ワールドカップが近づきましたが、不安ばかりが募っています(笑)。 「君らの方が選手よりいい準備をしているのではないか。とにかく万全を期することだ。フィジ
![オシムからのW杯直前メッセージ。「君たちはサッカーに何を求めるのか?」(田村修一)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f95fa85ee5ee4bf6aa6d131aee30e5e1b456f66/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2Ff%2F-%2Fimg_7f9bdc247d3b96a518e8648f24ba2690115284.jpg)