商船三井客船が運航する大型クルーズ船が先月、グアムの港を出る際に岸壁に衝突する事故があり、事故のあと船長の男性から国の基準を超えるアルコールが検出されていたことがわかりました。国土交通省が詳しい経緯を調べています。 会社によりますと、船には乗客372人、乗組員およそ230人の合わせておよそ600人が乗っていましたが、けがはなかったということです。 国土交通省によりますと、事故の4、5時間後の未明に船長の男性が現地当局の検査を受けたところ、呼気に換算して船員法に基づく基準の1リットル当たり0.15ミリグラム以上のアルコールが検出されたということです。 船長は「気持ちを落ち着かせるため事故のあとに酒を飲んだ」と話しているということで、国土交通省が詳しい経緯を調べています。 にっぽん丸は、全長およそ170メートル、総トン数2万2400トンの日本有数の豪華客船として知られています。 今回のクルーズ