米国が巡航ミサイルによるシリアへの攻撃に踏み切ったことを受けて、ロシア大統領府は7日、プーチン大統領が国家安全保障会議を開いたと発表した。しかし、大統領府の公式サイトに掲載された写真は、3月に会議が開かれた際に撮影されたものに酷似している。7日には実際には会議が開かれていない可能性が高い。プーチン氏が実際にどこにいるのかを確認できる情報はない。 大統領府の公式サイト(www.kremlin.ru)に掲載された発表によると、7日にクレムリンで開かれた会議にはプーチン氏、メドベージェフ首相、ショイグ国防相、ボロジン下院議長、ワイノ大統領府長官ら10人が出席。米国のシリア攻撃を国際法違反の侵略行為だと認定したとしている。 しかし、国家安全保障会議が開かれた際には通常掲載されている参加者全員を写した写真は今回は掲載されなかった。7日夕の時点で掲載されているのは、議長を務めたプーチン氏を大きく写した