昨日に続いて、ハードドライブで眠っている古い原稿を公開します。以下に掲載するのは、双風舎から2006年に出版された「バックラッシュ!なぜジェンダーフリーは叩かれたのか」に収録された『「ブレンダと呼ばれた少年」をめぐるバックラッシュ言説の迷走』の全文です。掲載にあたり久しぶりに読んだけど、八木秀次さんをはじめとする保守論者の文献引用がいい加減すぎて改めて呆れました。なお、文中で「性分化障害」と書かれている部分は、現在では「性分化疾患」という言葉が使われているので、読み替えてください。 ***** 「ブレンダと呼ばれた少年」をめぐるバックラッシュ言説の迷走 小山エミ 1966年、カナダ・ウィニペグ。生後8ヶ月の双子の一人、ブルース・ライマーの包茎手術中に器具が不動作を起こし、ブルースのペニスは破損される[1]。ブルースの将来を心配した両親は、当時著名な性科学者としてテレビ番組などで活躍していた
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