アメリカで、はしかの患者がこの25年間で最も多い1000人近くに上りました。アメリカは、2000年にはしかの撲滅を宣言しましたが、CDC=疾病対策センターは、このままではその立場を失うことになると危機感を強めています。 感染は、東部ニューヨーク州や西部ワシントン州など全米の26の州で報告され、ほとんどの患者がワクチンを接種していませんでした。 アメリカでは、「はしかのワクチンによって自閉症が引き起こされる」といった誤った情報がSNSなどで広まっているほか、「宗教上の理由」をあげてワクチンを拒否する人が増えています。 ニューヨーク市などでは、ワクチンの接種を拒む人に罰金を科す対応を取っていますが、感染拡大は収まっていません。CDCは、このままでは長年の努力の末2000年に達成した「はしか撲滅」の立場を失うことになると危機感を強めています。 はしかは、発熱や、全身に発疹が出る感染症で、空気感染
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