今回の台風12号は、本州付近に接近する際、西寄りの異例のコースを進むと予想されています。これについて専門家は、ふだんの台風とは異なる場所に大雨が降り、これまで被害が少なかった場所で土砂災害や洪水が起きるおそれがあるとして、過去の経験にとらわれず、早めの避難を心がけるよう呼びかけています。 こうした、ふだん大雨になることが少ない場所では、斜面に崩れやすい地盤が残っていることが多く、今回の雨で土砂災害が起きるおそれが高いということです。 また、川もふだんとは異なる場所で洪水が発生する可能性があるとして、「今回の台風は、これまで被害がなかった地域や比較的少なかった地域で被害が起きるおそれがある。最新の気象情報などを確認し、早めの避難を心がけてほしい」と述べ、過去の経験にとらわれずに行動するよう呼びかけています。