永作氏は1989年、突如として日本将棋連盟を「退会」。棋士の身分を捨て、将棋界から姿を消した。当時伝えられた理由は「名人になれないと悟ったから」。そんな人物が、約30年の時を経て、再び姿を見せた。今度はプレイヤーではなく指導者として...。 現役時には、烈々たる闘志を隠そうともせず、盤に向かうことで知られていた永作氏。谷川浩司、島朗、羽生善治...煌めく星のような一流棋士達と、どんな戦いを見せたのか。そして、なぜ棋士の身分を捨てたのか。還暦を過ぎたいま、永作氏はなぜ再び将棋と向き合うのか。前編に続き、将棋ライターの松本博文氏がレポートする。
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