タイでは、軍主導の暫定政権が今月中に中国から潜水艦を購入する契約を結んで6年後の運用開始を目指すと発表し、3年前のクーデター以降続く中国との関係強化が改めて示された形です。 タイの海軍は、性能や値段のほか、ミサイルなどの武器も合わせて提供されることなどから購入を決めたと説明していて、「中国とタイが友好国だからこその契約内容だ」としています。 タイはベトナム戦争以来、アメリカの軍事的な同盟国とされ、毎年、大規模な合同軍事演習も行われていますが、暫定政権は、3年前の軍事クーデターを批判した当時のオバマ政権とは距離を置いた一方で、中国との関係を強めていて、今回の潜水艦の購入で軍事面での中国との関係強化が改めて示された形です。