史上最年少の10歳で囲碁のプロ棋士になった仲邑菫初段が16日、七大タイトルの予選で公式戦としては初めて男性棋士と対局し勝利を収めました。 公式戦4戦目となる16日は、午前10時から大阪 北区の日本棋院関西総本部で、七大タイトルのひとつ「十段戦」の予選に臨みました。今回の対局相手は平成5年にプロ入りした古田直義四段で、仲邑初段にとって、公式戦で男性棋士と対局するのは初めてです。 白を持って後手となった仲邑初段は、詰めかけた多くの報道陣を前に時折、周りを気にするしぐさを見せながらも、張り詰めた空気の中、慎重に最初の一手を打ちました。 仲邑初段は劣勢に追い込まれる場面もありましたが、その後は、一進一退を繰り返し、対局は持ち時間の3時間を互いに使い切って「一手一分」の秒読みに入りました。そして、午後6時17分、仲邑初段が235手で勝ちました。 対局を終えた仲邑初段は集まった報道陣に「うれしかった」