将棋の駒の生産量が日本一の山形県天童市で、武者姿の人たちが将棋の駒にふんして対局する「人間将棋」が始まりました。 対局したのは、室谷由紀女流二段と中村桃子女流初段で、2人が指示を出すたびに、駒にふんした高校生が特製の将棋盤の上を動きます。 また、酒田市出身の阿部健治郎七段も登場し、解説用のボードを使って、会場を訪れた将棋ファンに指した手の狙いを説明していました。 公園の桜はいまちょうど満開を迎えていて、集まった人たちは桜を眺めながら人間将棋を楽しんでいました。アメリカ出身で県内で働いているとう男性は、「初めて見た桜はとてもきれいで、人間将棋も面白かった。自分も将棋をやってみたい」と話していました。 「人間将棋」2日目の23日は、阿部七段と三浦弘行九段との対局が行われるほか、将棋の棋士が主人公の映画「3月のライオン」で、主演を務めた神木隆之介さんと大友啓史監督のトークショーも行われます。