代表的な仮想通貨ビットコインの価格がこの3週間ほどで一時、1.5倍に急上昇するなど、再び変動が大きくなっていて、専門家らが値動きを注視しています。 専門家らによりますと、米中貿易摩擦の激化を背景に世界的に株価が不安定になる中、短期的な利益を求めて投機資金が入り込んでいることなどが影響しているとみられますが、明確な理由が見当たらないという声も聞かれます。 ビットコインの価格はおととし、200万円を超える水準まで上昇したあと急落し、ことしに入ってからは30万円台から40万円台を中心に推移していました。 専門家は「世界有数の交換会社で今月、多額の仮想通貨の流出が確認されるなど、安全性や信頼性に関わる事件は依然続いており、価格の急上昇には警戒感もある。荒い値動きが続く可能性があり当面、注視したい」としています。