「本番データを消したことのあるシニアエンジニア」を募集する――そんなエンジニア求人が、就職支援サービス・Wantedlyで公開され、話題になっている。募集しているのは、ECサイト作成サービスを手掛けるBASE。なぜあえて、企業にとって大切な“本番データ”を消したことがあるエンジニアを募集するのか。同社の藤川真一CTOに聞いてみた。 「本番データを消したことのあるエンジニアとは、本番データにアクセスできる権限があり、ミスをすればデータを消す裁量を持っているほど信頼されている人のこと」――藤川CTOはこう話す。 藤川CTOは過去に、モバイル端末向けのTwitterクライアント「モバツイ」を開発していた経験を持つ。自身で本番環境向けのデータを消した経験はないものの、短期間に大量のツイートが集中した際に、ユーザーに迷惑を掛けたことがあると振り返る。 「アクセスが過度に集中した際に、モバツイからTw
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