日経ビジネス1月12日号で「相次ぐM&Aの現実〜日本人飛ばしが始まる」という特集記事が掲載された。オープンネットワーク経済化ということとも、どこかで関係してくるような気がするので呟きを書いてみる。 ICT業界的にはクラウド・コンピューティングに代表されるようなグローバル・オープンネットワーク化へのパラダイムシフトが本格化しようとしている。一方、経済・ビジネス的には、サブプライム金融危機に端を発した世界同時不況下の急速な株価下落と円高化で、2008年以降、日系企業による外資系企業の大型M&Aが活発化している。 2008年4月には武田薬品工業が米国ミレニアム・ファーマシューティカルズを買収(約9000億円)、6月には第一三共がインドのランバクシー・ラボラトリーズを買収(約3700億円)、7月には東京海上HDが米国Fヒラデルフィア・コンソリデイテッドを買収(約5000億円)、TDKがドイツのエプ