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ブックマーク / www.shido.info (2)

  • Scheme 入門 18. 非決定性

    1. 初めに 非決定性は問題を記述するだけで答えが得られるようにするアルゴリズムです。 プログラムは選択肢の中から条件に合うものを自動的に選び出します。 この手法を使うと論理プログラムを容易に書くことができます。 例えば、 > (let ((i (amb 4 6 7)) (j (amb 5 8 11))) (if (prime? (+ i j)) (list i j) (amb))) (6 5) のようにすると '(4 6 7) と '(5 8 11) のうちから二つの数の和が素数になる組の1つを返します。 (amb 4 6 7) は、式が値を返すように 4, 6, 7 の中から適切に値を選び、同様に、 (amb 5 8 11) は、式が値を返すように 5, 8, 11 の中から適切に値を選びます。 (amb) は選ぶべき値が無いので失敗を表します。 実際は、amb は深さ優先の探索をして

  • Scheme 入門 15. 構文の定義

    15. 構文の定義 (マクロ) 1. 初めに 今回は Lisp 語族に特徴的機能である、自前の構文を定義する方法(マクロ)について 説明します。マクロが定義できるようになると、プログラムがさらに簡潔に 書けるようになります。 マクロとは式の変換です。 式が評価される前に、または、コンパイル時に式が変換されます。 そして、変換後の式が初めからソースコードに書いてあったかのように処理が行われます。 Common Lisp のマクロ定義はかなり複雑ですが、R6RS に準拠した Scheme では syntax-rules という形式によって比較的簡単に定義できます。 syntax-rules を使うと変数補足などのわずらわしいことを気にしないで、 ”この式をこういう式に変換しろ”ということを直接的に書くことができます。 ただし、syntax-rules で記述できないマクロを書くのは Commo

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