ラーメン店の脇役的存在だった「つけ麺」は、今や専門店もできる主役級。数あるつけ麺の中で、「養豚県」茨城が誇るのが「常陸絹豚つけ麺」だ。 具材は定番のチューシューにあらず、麺の上には炒めた豚肉がどっさり。夏場の季節限定として登場したが、人気の高さから3年目となる今年、通年販売となった。 もっちり太麺に絡むのは、つけ麺の王道、節系魚介スープ。具材の豚肉には行方市の養豚農家がエサと飼育法にこだわる「常陸絹豚」を使用する。 猛暑続きの夏の食欲不振もツルリと麺を飲み込め、「8月の売り上げは堂々のトップ」とメニュー開発の小川克規さん(38)。口中で豚バラ肉の甘さが広がる満足の一杯は680円。 アクセス 福島方面から常磐自動車道上りを利用して群馬、栃木方面に向かう場合、日立南太田ICから約5分。北関東自動車道に分岐する友部JCTの手前では、最後の売店や食堂のあるPA。東海村石神外宿二本松2063。(電)