知性と美貌で世界中を魅了するピアニスト、エレーヌ・グリモー(Helene Grimaud)のニュー・アルバム『レゾナンス』(UCCG-1516 税込3,000円)が11月10日にリリースされます。 つねに独創的な視点からの絶妙な選曲でアルバムを構成しているグリモー。今作のテーマは、オーストリア=ハンガリー帝国の時代精神を映し出した偉大な作曲家の作品、時代を築きあげた作品の系譜ともいうべきもの。 調性の領域を限界まで探りながらも古典的ソナタの構成要素をすべて単純化し、凝縮された単一楽章に昇華させたベルクのソナタ。そこから一直線に繋がるリストの巨大な音楽ドラマ。時代を先取りしたモーツァルト。民衆の歌と踊りを純粋な形で聴くことのできるバルトーク。 グリモーの幅広い音楽性と、知性と感性の輝きを実感できるアルバムです。 2011年1月には来日ツアーも決定しているとのこと。ニュー・アルバムからの曲目も