トップ エンタメ 映画『ドローン・オブ・ウォー』が伝える無人暗殺機の恐怖。「標的の近くにいる民間人の巻き添えは仕方がない」 村のテントで1日の仕事を終えて談笑していた村人たちがドローンのミサイル攻撃でバラバラに砕け散る――。 なぜこんな悲劇が起こるのか? 秘密作戦を指揮するCIAが「テロリストが潜んでいる建物の中に34人の民間人がいたら、35人もろとも殺してしまえばいい」と考えているからだ。 そんな軍用ドローンによる対テロ戦争の恐るべき実態に迫った映画が10月1日から公開される。 イーサン・ホーク主演の「ドローン・オブ・ウォー」だ。 ◆「これは戦争犯罪じゃないの?」 米空軍のトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、有人戦闘機F16の元パイロットで、今はアフガニスタンなどの紛争地域を飛行する軍用ドローンのパイロットをやっている。ただし、仕事場はラスベガスの空軍基地内のエアコンが効いたコン