2005年12月18日 『プログラマの数学』 カテゴリ:SBP編集裏話 『プログラマの数学』結城浩:著 ●企画のポイント! 「プログラマの多くは文系で、数学に苦手意識をもっている人が少なくない。彼らに向けた、数学の解説書というのは大きなニーズがあるのではないか」、という発想から本書の企画はスタートしました。難しい数式はいっさい使わず、中学生でも読める! にもかかわらず、内容については妥協せず、現代数学の先端までも扱う。さらに、『数の悪魔』、『算数パズル』、『博士の愛した数式』のように、数学の楽しさ、美しさも伝えたい。本書の構想はこのように壮大なものでしたが、それだけに、著者の結城さんの苦労は並々ならぬものだったと思います。難しい数式の代わりに多くの図表を使って、内容をかみ砕く、クイズやパズルを多用して、読者の関心を高めるなど、さまざまな工夫を凝らしています。どこまで所期の構想が実現できたか