先日、同じことを書いたのだけど、いろいろ話題が混ざって何が言いたいかよくわからなくなってしまったのでもう一度。 制作費の増加には、仕事単価の上昇と作品の質の上昇の二つの方向性がある。 仕事単価の上昇には、時間単価の上昇と要求水準(=質)の上昇がある。 ということについて。 仕事単価の上昇と作品の質の向上 制作費を増やすことと、アニメータの仕事単価を上げることはイコールではない。 むしろ、制作費の増加が意味するところは、仕事単価の増加ではなく、作品の質の向上である場合が多いように思う。制作費が通常の倍の作品と聞いて思い浮かぶのは、質は変わらずスタッフの収入が上がった作品ではなく、キャラクターがなめらかに、そして激しく動く質の高い作品だろう。 制作費を増やした場合の、増加分の使い途には、作品の質の向上と仕事単価の上昇の二つがある。 制作費が変わらない状況で、仕事単価を上げると、作品の質が落ちる