本記事は、『Software Design 2019年8月号』の第2特集「ゲームを題材に学ぶ 内部構造から理解するMySQL」をWeb掲載用に再編集したものです。 本記事のテーマを、より基本的なところから丁寧に解説した『SQLの苦手を克服する本 データの操作がイメージできれば誰でもできる』が2019年8月26日に発売されました。本記事と併せてご活用ください。 SQLはボトルネックか? 筆者はチューニングの仕事に携わることが多いのですが、その経験からシステムで一番ボトルネックになりやすいのがRDBMS(SQL)だと断言できます。筆者の20年以上のキャリアの中で、途中で廃れてしまったり、流行りだしたりといった言語は数知れずあります。しかし、SQLは使われ続けていますから、SQLが最も息が長いと言えますし、今でも一番シェアが高いと言えるでしょう。それにもかかわらず、SQLの理解は進んでいません。