サンフランシスコ発--始まりは1つのツールバーだった。すなわち、便利なGoogle検索ボックスをブラウザに提供するアドオンに過ぎなかった。 その控えめなプロジェクトは、最終的に「Google Chrome」となった。Googleの集計によると、Chromeは現在、3億1000万人のユーザーに利用されているという。それにより、同プロジェクトのリーダーだったSundar Pichai氏は、Chromeおよびアプリケーション担当シニアバイスプレジデントに昇進した。そしてそれは、同社にとって大きな利益をもたらす新たな源となった。 Chromeは一般に公開されてからの3年半の間に、着実に普及を広げている。「Windows」で最初に公開されてから数カ月後には、「OS X」とLinux PCにも拡大された。そして、米国時間6月28日に「Android」でのベータテスト段階を完了し、29日には「iOS」向