8日未明、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的な噴火が発生しました。気象庁は、噴火警戒レベルを2から3に引き上げ、中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。 火口周辺は雲に覆われていて、噴煙の高さは不明だということですが、この噴火によって、火口から1キロを超える広い範囲に噴石が飛んでいる可能性があるということです。 気象庁は、今後も同規模の噴火が起きるおそれがあるとして、噴火警戒レベルを2から3に引き上げて、中岳第一火口から、おおむね2キロの範囲には近づかないよう注意を呼びかけています。 阿蘇市役所総務課の広瀬和英課長補佐は「噴火したという情報を受けて、車を運転して市役所に駆けつけたが、大粒の雨のような感じで前が見えないくらい火山灰が降っていた」と話していました。 また、市役所は停電していて、非常用の電源を使用して対応に当たっているということです。