持つところのないカバンが不安でしょうがない。クラッチバッグやセカンドバッグと呼ばれるタイプのカバンである。 だがいつかはあれを持たなければいけないような気がしている。取り急ぎやることとは練習である。そこでめちゃくちゃ滑る素材でクラッチバッグを作ることにした。 持ち手のないカバンは大人の証 持ち手のないバッグといえば父のカバンである。小学生ながらに意味がわからなかった。 直立二足歩行をする人類のアドバンテージとは両手がいつでも自由に使えることである。なのでカバンにも持ち手が存在する。そこを放棄した父。この人は何を考えているのだろうかと思ったことだろう。 持ち手のないバッグは人類を四足歩行に戻すようなもの そんな意味のわからないものをなぜ今持たなければならないのか。話は大学を出て就職活動に失敗したからだ。 浮ついた気持ちで有名な会社を落ちた後、残っていたシステム系の会社を受けているとき、何をや
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