フリーソフトやプロプライエタリなソフトウェアから「オープンソース」を区別しているのがライセンスである。GPL、LGPL、Apache License……数多く存在するライセンスだが、それぞれの違いについてまとめる。 前回解説したように、フリーソフトやプロプライエタリなソフトウェアから「オープンソース」を区別しているのがライセンスだ。ライセンスの中にも、Linuxが使っているGPL(GNU General Public License)や、Apacheに適用されているApache Licenseなどがあり、文字どおり山ほどある状況だ。しかし、いったいなぜライセンスがこんなに増えているのだろうか? 今回は、当世オープンソースライセンス事情を見てみよう。 オープンソースの定義 オープンソースは概念なので、「オープンソースライセンス」というものはない。実際のソフトウェアに適用されているのは、GPL
2005.01.31 GPLライセンスのソフトをビジネスで使う テーマ:ビジネスで使うBlog・CMS(191) カテゴリ:Webマーケティングいろいろ GPLライセンスのソフトは、 「再配布や改変の自由を妨げる行為を禁じている」 ということです。 これは、どういうことかというと、 例えば、オープンソースのXOOPSのモジュールを 自分でカスタマイズした場合に、 このソフトは自分のものにはならず、 再配布しなければならない、ということです。 要は、GPLライセンスのソフトは、 それを誰がカスタマイズしようが、 無限にGPLライセンスであり続けるということです。 誰かが所有することができない、ということですね。 ビジネスとしてカスタマイズを行う場合でもこの考え方は同じで、 ある事業主の要望にそって、 あるプログラマーが有料でカスタマイズを行っても、 それは、やはりGPLライセンスソフトであり
オープンソース/フリーソフトウェアという潮流の中で、Richard Stallman氏率いる「GNUプロジェクト」は一種独特な存在感を示している。プロジェクトが配布する高機能なソフトウェア群は、単独ではOSとして機能しない"Linux"というカーネルに力を与え、「GNU/Linux」と呼ばれることすらあるほど重要な存在だ。 オープンソースが注目を集める今、GNUプロジェクトの憲法ともいえる「GPL」とはどのようなライセンスなのか、BSDなど他のライセンスと比較したときのメリット/デメリットは何なのか、本特集ではGNUの歴史や現在進行中のプロジェクトを交えながら解説してみたい。また、Windows向けのGNU製開発環境「MinGW」を利用し、GNUのソフトウェアを導入する方法についても紹介してみよう。 GNUが開発する「GNU/Hurd」のスクリーンショット。Machカーネルを採用したUNI
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概要 GPL(GNU General Public License)とは、ソフトウェアの利用許諾条件などを定めたライセンスの一つ。主にフリーソフトウェア(自由なソフトウェア)の開発・配布のために用いられるもので、FSF(Free Software Foundation)が公開している。 もともとFSFが主催するGNUプロジェクトで開発されたソフトウェアの利用条件を提示するために作られたものだが、同プロジェクト以外にも多くのフリーソフトウェア、オープンソースソフトウェアで採用されている。 一般にソフトウェア開発では人間が理解しやすいプログラミング言語でソースコードを記述し、これをコンピュータが解釈可能なネイティブコードなどに変換して実行するが、GPLではこのソースコードの公開を大原則とし、誰でも自由に入手、使用、改変、再頒布(販売も含む)することを認めている。 また、GPLに基づいて公開され
概要 BSDライセンス(Berkeley Software Distribution License)とは、オープンソースソフトウェアを開発・配布する際によく用いられる、利用条件などを定めた利用許諾契約書(ライセンス)の一つ。米カリフォルニア大学バークレー校がソフトウェア配布に用いていたライセンスが広く一般に広まったもの。 何度か改訂されているが、現在最も一般的な版(修正BSDライセンス、3条項BSDライセンスとも呼ばれる)では、「開発者・配布者がいかなる保証も提供しないこと」「損害が生じても責任を負わないこと」「再頒布時に著作権表示とライセンス表示を含めること」「派生物の宣伝に開発者や配布者の名前を無断で使ってはならないこと」を定めている。 派生的著作物との関係 BSDライセンスで公開されたプログラムを改変したり、自らのプログラムに組み込んだ派生的(二次的)な著作物は、ソースコードを公開
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