インドは今、世界中からのアウトソーシングによるソフトウェアの輸出が目覚しい。インドのITソフトウェア市場規模は、毎年右肩上がりで成長、96年には1億ドルだったのが、2002年には8億ドルを越し、今年には10億ドルを突破しそうな勢いだ。日本では未だメジャーでないが、世界中から注目されているインドのソフトウェア産業を紹介しよう。 インドのIT市場規模(グラフはNASSCOM提供、以下同) インドのソフトウェア産業の輸出先の割合はアメリカが60%強に対し、日本は4%に過ぎない。しかし世界第2位といわれる巨大な日本市場において、まだ参入は本格的でないことから、インドのソフトウェア産業は今日本への関心が大変強い。 デリーの電脳街風景 日本が中国に資本投入するように、欧米諸国がインドに投資するには理由がある。ひとつは中国と同様、人材が豊富でローコストであること。もうひとつ大事な理由は、インドでは英語が