送検される小島一朗被告=神奈川県小田原市の県警小田原署で2018年6月11日午前9時12分、中村紬葵撮影 走行中の東海道新幹線の車内で昨年6月、乗客3人が切りつけられて死傷した事件で、殺人罪などに問われた無職、小島一朗被告(23)は28日、横浜地裁小田原支部(佐脇有紀裁判長)の初公判で「殺すつもりでやりました」と述べて起訴内容を認めた。 公判は裁判員裁判で行われ、来月9日に論告求刑があり、同18日に判決が言い渡される予定。起訴状などによると、小島被告は昨年6月9日午後9時45分ごろ、新横浜―小田原間を走行中の「のぞみ265号」車内で、隣席の20代女性2人をなたで切りつけて負傷させ、助けに入った兵庫県尼崎市の会社員、梅田耕太郎さん(当時38歳)の首などを切って殺害したとされる。 小島被告は上下灰色のスエット姿で、「失礼します」と述べて傍聴席を見渡しながら入廷した。検察官が起訴状を読み上げる際