◆なぜ貴州省に? 衛星写真を見ると、貴州省平塘県の地形はしわだらけの象の肌のようだ。さらに分解能を高めると、大小様々な「じょうご型」の穴があることが分かる。その内の一つが、科学者が長年追い求めてきた、この最大の望遠鏡の「家」だ。 FASTプロジェクトフィードサポートシステムのチーフエンジニアである孫才紅氏は、自然の窪地「大窩凼」を建設地として選んだ3つの理由について、「まずはこの地形がFASTのくぼみのラジアンと形状に最も近く、掘削が最も容易だ。次に現地のカルスト地形によって雨水が地下に浸透しやすく、水たまりになり望遠鏡を浸食することがない。それから電波望遠鏡は静かな環境が必要だが、『大窩凼』から半径5キロ内に村が一つもなく、理想的な環境となっている」と説明した。 ◆宇宙人は見つかるか? 中国天文学会理事長、中国科学院院士の武向平氏は、「FASTはパルサーの観測に非常に適しており、一般相対
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く