東京大学の中須賀真一教授らの研究グループは、原子力事故で被災した地域の環境変化を解析する方針だ。 福島県の衛星画像や衛星赤外線画像を活用し、チェルノブイリ地域の画像と照らし合わせて比較。 似通った部分があれば、原子力事故後にチェルノブイリ地域で起こった環境変化と同じことが福島で起こると予測できる。 この解析結果を福島の復興に役立ててもらう考えだ。 中須賀教授の計画によると、研究室で開発した超小型地球観測衛星5基をウクライナ宇宙庁と共同で今年12月から順次、打ち上げる。 それらを使い、東京電力福島第一原子力発電所周辺をはじめとする福島地域を6.7メートル角の画像として撮影する。 チェルノブイリ地域の画像データは、ウクライナ政府から提供してもらうように交渉中だという。 ウクライナからチェルノブイリ地域の衛星画像と衛星赤外線画像が提供されれば、福島地域の画像データと照らし合わせる。 似通った部分