織田信長に先んじた「天下人」とも評される武将・三好長慶(ながよし)が、大阪府大東市に「住民登録」された。 同市と四條畷市にまたがる飯盛山には長慶が住んだ山城の跡があり、地元には近年、「天下人のいた街」をアピールする動きも生まれている。大東市は、長慶と地域の関わりを知ってもらってまちおこしの一助にしようと、住民票をホームページで公開している。 住民票では、長慶の生年月日は1522年3月10日で、趣味は「連歌を詠むこと、茶道を嗜(たしな)むこと」、特技が「戦に勝つこと、天下を治めること、飯盛の名を世界に広めること」と記されている。 住民票上の「はじめて住民となった日」は1560年12月10日。室町幕府の将軍足利義輝を京都から追放した長慶が、飯盛城と呼ばれた山城に入城した日とされる。山城跡は、標高314メートルの飯盛山の山頂を中心に南北650メートル、東西400メートルに広がり、敵の侵入を防ぐ土