アメリカのヘーゲル国防長官は、アメリカでの開催は初めてとなるASEAN=東南アジア諸国連合との国防相会議を開き、南シナ海の問題について、力を背景にした領土の主張は容認できないとして、急速な海洋進出を進める中国を批判しました。 アメリカのヘーゲル国防長官は、アメリカでの開催は初めてとなるASEAN10か国の国防相との会議を3日、ハワイで開き、南シナ海の問題などについて意見を交わしました。 ヘーゲル長官は、このあとの記者会見で、「各国の国防相に対して、『アメリカは南シナ海の領土問題による地域の不安定化について懸念を強めている』と伝えた」と述べました。 そのうえでヘーゲル長官は、「力を背景にした領土の主張は容認できず、関係各国は国際法に基づいて、みずからの主張を行うべきだ」と述べ、この地域での軍備増強と海洋への進出を急速に進める中国を批判しました。 一方、ヘーゲル長官は、ASEAN各国の国防相を