英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)に耳を疑うような記事が掲載された。中国の李克強首相の訪英前に、中国側が「李首相を迎える際、ロンドン・ヒースロー空港に敷かれるレッドカーペットが標準に達していない」とクレームをつけたというのだ。 ヒースロー空港での歓迎式典の段取りに目を通した中国側が「李首相の飛行機からVIPエリアまでのレッドカーペットの長さが十分ではない。3メートルも短い」との懸念を示した。 これに対して、キャメロン首相の筆頭補佐官が「カーペットはあなた方の要求を満たすことを約束する。他に懸案の事項がある」と対応した。 保守系の大衆紙デーリー・メールが好んで取り上げそうなネタを、普段は冷静なFT紙が率先して報じるとは英国も相当、頭に来ている。 これまでにも、中国側がエリザベス女王との面会を要求、「応じないなら訪問を取りやめる」と恫喝していたことが英紙タイムズのスクープで明らかになってい