「朝、起きられなくて不登校」という人がいるのをご存知でしょうか。 文科省の調査(※1)によると、朝起きられないなど「生活リズムの乱れ」が不登校のきっかけになった人は34%いました(複数回答可)。きっかけのなかでも、1番多かったいじめを含む「人間関係」に次いで2番目に多い回答でした。 不登校のきっかけ(不登校に関する実態調査/文科省) じつに不登校の人のうち3人に1人が「朝、起きられない」ことが不登校のきっかけのひとつだったのです。これだけ聞くと「甘えすぎではないか」「親のしつけはどうなっているんだ」と思われるかもしれません。 それも、もっともな意見ですが、本人の背景を理解していくと「朝、起きられない理由」が見えてきます。 起きると天井がまわる Aさん(24歳・女性)は、中学1年生の秋ごろから、突然、「朝、起きられなくなった」と言います。 目が覚めると頭痛、吐き気を感じ、「天井が右へ、床は左