今日は3月に千葉でシロスジカミキリの幼虫を採って食べた時のお話です。テレビのロケも兼ねてました。 なんか最近の投稿は一年を振り返る…みたいになりつつありますが、年末ということで。 シロスジカミキリは日本産カミキリムシの中でももっとも体長が大きくなる立派な種です。そのぶん幼虫も非常に大型で、食べ応えがあります。 カミキリムシの幼虫を食す文化は世界中に広く見られ、あのファーブルでさえその食味を絶賛したほどです。 ▲フィールドは千葉県某所の果樹園。 ただ一点、採集に関して問題が…。シロスジカミキリの幼虫は主に生きたクリの木、しかも幹の内部に穿孔して暮らしているのです。 つまり、捕まえるためにはクリの木を伐採しなければならない。 ただ、シロスジカミキリに食われ続けたクリは衰弱して実りが悪くなる。そしてやがて枯れるか内部が中空になって風で折れてしまう。そのため、クリ農家の方々もある程度木が弱ると見切
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