むかし小谷野敦さんという愛煙家の作家が『禁煙ファシズムと戦う』という本を出していました。長年のヘビースモーカーであった私は当時タバコをやめて数年経過したところであったため「吸う立場も分かる、禁煙したい側も分かる」という立場で複雑な気持ちで読んだのを思い出します。何だろう、この太平洋戦争直前の日系アメリカ移民の気分。 そんなわけで、厚生労働省が先日、小規模店舗でも禁煙を盛り込んだ、すべての居酒屋などでは死刑宣告のような通達を出していました。いやー、過激でいいですね。これは冬でも青空ビヤガーデン待ったなしの展開なのでしょうか。家族連れで個室居酒屋を利用することもある拙宅山本家としては、同情しつつも本当に実現すればお店選びの選択肢が増えそうな話です。普通に三兄弟を夫婦で連れて銀座ライオンとか行って唐揚げとかローストビーフとかミックスピザとか食べてますからね。酒のつまみ的ですけど、子供たちが好きな