ブックマーク / sankei.jp.msn.com (3)

  • 【明日へのセーフティーネット】現場はいま(4)介護疲れ殺人 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    人生考える余裕がほしい 平成18年6月の京都地裁。母親殺害の公判で被告人質問に立った男性(56)は、自らが殺害した母親=当時(86)=への慈しみの言葉を繰り返していた。 「ハイハイで近づいてきた母を抱き上げると、強く抱きしめてくれる。そんな老いていく母がかわいくて」 傍聴席からは、すすり泣く声が聞こえた。裁判官の目も真っ赤だった。 男性が京都市伏見区の桂川河川敷で母親の首を絞めて殺したのは18年2月1日未明。自分も首を切って自殺を図ったが、死にきれなかった。 男性は、父親が死亡した平成7年からアパートで認知症の母親と2人暮らしだった。母親の認知症が進んだ平成17年4月ごろから、深夜に起き出す母を世話する昼夜逆転の生活をしていた。当初はデイサービスを利用していたが、自分の手で母の介護をしようと退職。介護と仕事を両立できる職を探したがなかなか見つからなかった。 職人だった父の教えを守り、「他人

  • 【無理心中判決】「生きてほしい」思い届くか 死刑望んだ被告 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    さいたま地裁で4日、殺人と承諾殺人の罪で懲役7年の判決を受けた福島忠被告(57)。無理心中を図って愛する家族を手にかけ、自分だけが生き残った福島被告に、若園敦雄裁判長は判決言い渡し後、「あなたが生き残ったことにも意味がある」と説諭した。前回公判での被告人質問で「死刑にしてほしい」と供述していた福島被告は、「はい」とか細い声で応じていた。 1月26日に開かれた前回公判での被告人質問などによると、福島被告は静岡県で継母に育てられた。事も十分に与えられず、暴力を受けることもあった。実の父親は味方になってくれなかったという。 上京してタイヤ販売会社で働き、昭和55年に結婚。28歳で家庭を持った。 被告人質問で福島被告は弁護側の質問に、「今までただ働くだけの人生。ぱーっと人生が広がる感じがした。『自分にも家族がつくれるんだ』、と」と供述していた。 結婚1年後に生まれた待望の長男には障害があった。医

    hagurefukurou
    hagurefukurou 2009/06/03
    2008.09.10 埼玉県川越市
  • 「老老介護」悲哀 家族支えた87歳…気付かれず死後10日 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    厳しい寒さが続いた1月。東京都大田区中馬込の住宅で、死後1週間以上が経過した無職の男性(87)の遺体を近所の知人が見つけた。認知症のと知的障害を持つ息子と暮らし、買い物や事の準備、施設への送迎など懸命に2人を介護していた男性。布団の中で息絶えていたが、と息子がその死に気付くことはなかった。男性の最期は、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の悲しい現実を映し出している。(石井那納子) 昔からの近所づきあいが残る住宅地で、坂道の多さから「九十九谷(つくもだに)」と呼ばれる馬込地区。男性は認知症の(80)と知的障害を持つ息子(51)の3人で生活していた。年金生計で暮らしぶりはつましかった。 「最近、お父さんが事をしないの」。1月15日夜、は近所の知人女性にこう打ち明けた。心配した女性が16日に家を訪れ、布団に横たわったまま亡くなっている男性を見つけた。 警視庁池上署の調べによると、死

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